お腹がゆるくてシンドイ…
夏が弱くて毎年のように腸が悪くなる。
ぐったりしながら、この時期をしのぐ。
そんな私が学んだことは夏バテによる腹痛や下痢を和らげる方法。
完璧にすぐ治すのは難しいけど自宅の治療で回復させるのは簡単。
今回、あなたにお話しするのは【夏バテによる腸の症状の解消】
食事で出来る効果的な対策や暑い季節の過ごし方のコツなど下痢や軟便にテーマを絞って考えてみました。
夏バテで下痢やお腹が痛くなる2つの理由
なぜ夏バテから下痢や腹痛になるのか?
自分のこれまでの過ごし方や夏によくある行動を振り返ると2つの原因が浮かんできました。
あなたはどちらが当てはまりますか?
原因① 夏の食事や食生活が胃腸に負担をかけて軟便や腹痛に!
一つ目の原因は食事。
7月くらいから暑くなってくると私を含め、多くの人の食生活は一変します。
【夏によくある飲み食い】
- 暴飲暴食
- 冷たいもの(アイス,シャーベット)の食べ過ぎ
- ドリンク(ビール,ジュース)の飲み過ぎ
- ダイエットによる偏食
体や胃腸を冷やすことで機能が低下したり偏食や暴食で胃腸を働かせすぎる。
下痢や腹痛などの症状が引き起こされます。
- 付き合いが多い
- 水着になるから痩せたい
- 喉が渇くから飲み物をがぶ飲み
気持ちは超わかりますがこの辺りが原因になることが多いですね。
あと食事編で多いのが食中毒や食あたり。
「これくらいなら大丈夫」と感覚的に食材を扱っていると悪くなっていて食あたりになることも…
夏は一年で最も衛生面に注意して料理をしないと(;´Д`)
原因② 夏バテで自律神経の乱れ!腹痛や下痢を招く
二つ目の原因は自律神経の乱れ。
※自律神経とは?
人間の意識と関係なく働いている神経。
胃腸や発汗、睡眠など重要な機能をコントロールしている。
暑くて寝付けなかったりクーラーのせいで外と中の気温差が激しいと自律神経が乱れてしまいます。
すると胃腸も正しく働かずに胃もたれや消化不良になったり下痢や腹痛にもなりやすくなる。
また自律神経が乱れて免疫力が低下したことによる夏風邪も下痢の原因になりえます。
夏風邪だと微熱、自律神経だと頭痛やめまい、倦怠感など他の症状もないか確認してみてください。
夏バテによる腹痛や下痢で実践したい応急処置
食生活の変化と自律神経の乱れこの2つが夏バテで下痢を招く大きな原因。
では実際に下痢になってしまったとき腹痛になってしまった時にどういった対応を取ればいいのでしょうか?
まず応急処置。
すぐできる対応を考えてみました。
まずは脱水症状を防ぐ為の水分補給が必須
まずは下痢において脱水症状を予防すること。
特に夏は汗で体内の水分量が減りやすいので夏バテの下痢対策で水分補給は大切です。
冷たい水はNG。
吸収の良い白湯や塩分を含んだスポーツドリンク。
この2つを常温で飲むのがベター。
また糖分と塩分を含んだ経口補水液を家に置いておくと素早く対処できます。
自宅で作ることも可能なので元気な時に作るのもオススメ。
とりあえず水分を少しずつこまめに飲むこと。
これがとても大事な事だと実感してます(^^)
また単に水分を飲むだけとか一気飲みするのも体に負担がかかります。
正しい水分補給が必要なのでそれも意識してみると良いですね。
ドラックストアに行く。または常備していた薬(漢方)を飲む
応急処置としてパッと思いつくのは下痢止め。
ただ、ここで一つ注意点があります。
それは下痢になった原因を把握してるかという事。
もし急性の胃腸炎や食あたり、食中毒なら下痢止め薬を飲む前に医師に相談します。
これらの場合は体内の腐った食べ物やウイルスを体が早く出そうとして下痢になっている。
それを止める作用がある薬を飲むのは医師(または薬剤師)に相談してからにします。
逆にお腹を冷やした時や冷たいものの食べ過ぎ。
冷たいものの飲み過ぎ、夏のストレスが原因の時は下痢止めを飲んで症状を抑えるのはOK。
近くにドラックストアがあればそこで下痢止めコーナーに直行します。
★オマケ
夏バテで下痢になりやすい時は普段から薬を持っておいた方がいいです。
おすすめは、すぐ対応できるように下痢止め薬を財布や鞄に入れること。
水なしで飲めるタイプを買えばより便利で心強い味方になりますよ(^^)
夏バテでお腹を壊したときに、やって損はない下痢対策
次は、やってすぐに結果が出るわけじゃないけど慢性的に下痢になりやすい。
そんなときの下痢を予防、緩和しやすい方法について。
他にもいろいろな方法はあるかと思いますが私が実際に試して効果があるものを選んでいます。
手当ての重要性。手でお腹を温めるとお腹の冷えはとれる
一つ目の対処法が温めること。
カイロやタオルがあればお腹に当てるのがいいでしょうけどそんな都合よく毎回、持っていません。
そこで私が手のひらを使います。
手の温かさでお腹を温める作戦。
もともと処置の時に使われる「手当て」という言葉は昔、患部に本当に手を当てていたことから来てるんだとか。
なので民間療法としては手で当てることも立派の方法のひとつ。
実際に下痢一歩手前くらいの症状なら手を当てて当ててれば収まることもありました。
夏の食あたりには効きませんが夏の冷えに対する下痢には試す価値ありです。
お腹周りのツボを刺激して下痢を和らげる
二つ目は下痢専用のツボを押すこと。
まず動かないでベルトを緩み準備をします。
そして以下のツボを押してみてください。
【下痢に効くツボ】
- 関元 おへそから9cm下がったところ
- 天枢 おへその両側6cm
- 梁丘 ひざの上2~3cm 太ももの外側
- 合谷 手の親指と人差し指のVの字のへこみ
押した瞬間に下痢が止まる
…なんて魔法のようなことは起きません。
けど押したときと押さなかった時の差はあり私は刺激した方がいいと思っています。
薬が無い時や飲むまでに出来るしいつでもどこでも出来るので利便性あり。
また夏バテ全般に効くツボは別の機会にまとめてるのでそちらを参考にしてみては?
腸をビックリさせない為の夏の食生活
最後は食生活について。
これは症状を和らげるというよりはこれ以上、悪化させない為の方法と言えます。
避けたい食生活としては以下のものがあります。
【注意したい料理、食材】
- 刺激物…カフェイン,炭酸,アルコール,香辛料,酸味
- 脂っこい…中華料理,揚げ物,うなぎ,ラーメン,
- 牛乳…飲み過ぎるとお腹が緩くなるので
積極的に食べたい料理としては温かくて消化しやすいもの。
鍋やうどんはオススメですね。
体を中から温めてくれるレシピを優先的に作って食べます(^^)
またもし何も食べたくない時や食べる気が起こらない。
別の記事で対処法を話ししてるのでそちらも参考にしてもらえると嬉しいです。
(※本当に何も食べれない時は病院で点滴を打ってもらうのも手です。)
夏バテじゃなくて熱中症による下痢なら病院へ!
ここまでは夏バテの下痢や腹痛についてその対策を話していきました。
ただ、それでも下痢が止まらなかったりとても症状が重い場合、長引く場合は夏バテではなく熱中症による下痢の可能性があります。
めまい、吐き気、頭痛、立ちくらみなど下痢と同時期に他の症状が出てはいませんか?
- お腹を冷やしてないのに下痢
- 食後に下痢になりやすい
- 吐き気や嘔吐もある
このようなケースに当てはまるなら熱中症による下痢かもしれません。
夏バテなら自宅でケアしてれば 徐々に回復してきますが熱中症なら話は別。
軽い症状ならともかく、意識がなくなるほどの重症なら命にかかわることもあるので要注意です。
最後は少し怖い話になりましたね( ;∀;)
今日は夏バテによる下痢、腹痛の対策について私が行っている対処法をお話ししました。
今回話した内容があなたの役に立てばうれしいです。