おばあちゃんがぐったりしてる…
猛暑が続く真夏日。
そんな時期は毎年、私の母が疲れて食欲不振や倦怠感の症状に襲われています。
毎年のことなので夏を向える前の6月頃から夏バテ対策をしているつもりですがそれでも母はしんどそう。
今回のテーマは『夏バテの原因(高齢者ver)』
60歳を超え年齢を重ねるにつれ起こる体の変化と夏バテの原因や予防法をまとめてあります(^^)
熱中症になる前に事前の準備をしてみては?
高齢者は特に要注意!体に負担がかかる夏バテの3つの原因
そもそも夏バテって何か知っていますか?
一言で言うと夏バテとは胃腸の働きが弱まったり 脱水により体に不調が起こること。
日本の夏の暑さは世界でも有数で湿度も高い。
その暑さへの反応で私たちは夏バテを引き起こしてしまいます。
一つ目は体の水分が不足すること。
暑さにより汗をたくさんかいてその分、体内の水分が無くなっちゃいます。
二つ目は胃腸を冷やすこと。
暑いのでついつい冷たい食べ物やキンキンに冷えたドリンクを飲む。
すると内臓は冷えてしまい機能が一時的に弱くなってしまいます(下痢とか)
三つ目は自律神経の乱れ。
クーラーが効いた肌寒い室内と太陽が昇った暑い室外。
この温度差により発汗機能や体温調節ができなくなり体の不調に繋がってしまいます。
水分の不足、胃腸を冷やす、自律神経
この3つが夏バテの典型的な原因。
では高齢になると、この3つの他にどんな原因があるのでしょうか?
”高齢者ならでは”の夏バテで気を付けるべきポイント
まず年をとることで暑さへの反応が鈍ってきます。
以前、TVで夏バテ特集をやっていた時に高齢者と若者を部屋に待機してもらいどんどん室内の温度を上げていくという実験がありました。
すると温度が上がっていっても暑いと感じるまでの時間が老人の方が長く若者はすぐに暑くなったことに気づいたんです。
本人が暑いと自覚した時にはもうすでに気温は上がっている。
これって危険ですよね?
だって自覚できないんだもん(>_<)
だから私たち周囲の人間が室内の温度をチェックした方が良いですよね。
二つ目は暑さによる反応の鈍り。
暑さに気づくのが遅いだけでなく暑さへの反応も弱くなってしまいます。
熱が体にたまりやすかったり喉の渇きに気づけなかったり暑さに対処する力が弱まるんですね。
近年は室内で夏バテや熱中症を発症する人が増えてます。
それも暑さへの対応の弱さが原因の一つになっているよね。
最後は精神的なこと。
母がいつも口にしているのですが「迷惑はかけられない」…という言葉を口癖のように言っています。
それに母だけに限らず年を取るにつれて「まだまだ若い」と思い無理をしたり我慢したり。
少しくらい暑くても大丈夫。そういう思いが夏バテに繋がりやすい。
先ほども言った通り暑さに対する反応が遅い。
「少し暑い」と思った時には 体は疲れが溜まっています。
私の母の様に日頃から甘えベタだったり人に気を使うタイプならなおさら気を付けた方がいいですよ。
- 暑さに気づくのが遅い
- 暑さへの対応力が弱い
- 我慢や無理をする(周りに気づかせない)
この3つが高齢者ならではの原因、そう言えるのではないでしょうか?
じゃあどうすればいいのか?
原因をハッキリさせたところで次は夏バテを遠ざける方法。
これを見ていきましょう。
原因を踏まえたご老人にとっての夏バテの予防策とは?
ここからは高齢の方が夏バテにならないように普段からどういう予防をすればいいか?
それを考えていきますね。
まず当たり前ですが水分補給です。
水分不足による夏バテを防ぐ為にこまめに水分をとること。
私達なら喉が渇いた時に飲めばいいけどさっきも言った通り高齢だと喉の渇きも気づきにくい。
だから時間を設定して すこしずつ飲んだ方がいいですね。
コップ1杯だと量が多いならほんの少しでも良いので1時間に1回は水分を体に入れておきたいところ。
汗をかいてるならスポーツドリンク
(持病があるなら要注意)
汗をかいてない時はカフェイン、アルコール以外なら何でも構いません。
外出する前、入浴の前、睡眠の前は特に水分補給は大事になってきます。
より詳しく水分補給のコツについて知りたいなら、こちらの記事を読んでみてください。
間違った水分補給と正しい摂り方、この2つについてお話ししています。
二つ目は温度計を使う事。
暑さに気づきにくいので客観的に判断できる温度計を使います。
25℃から27℃くらいが良いですがエアコンの質によって体感温度は変わる。
あなたの家のエアコンの力を考えて室内の温度を設定しておきましょう。
温度はもちろん太陽の光や直射日光もカーテンで防ぐと良いですよ(^^)
特に気を付けたいのは睡眠中ですね。
暑さに気づきにくい+睡眠中だと体が夏バテになっても気づけなくなります。
節電でエアコンを切るのは危険。
7月、8月中は寝てる間はつけっぱなしで室内の温度を一定にしておくこと。
3つ目は温度調節の工夫。
体温調節や発汗作用が弱くなるので体感温度を自分で調整することで自律神経の乱れを防ぎます。
外出時にも室内用に上着をもっていったり 重ね着が出来るようにしておくと 体感温度の差を減らせます。
高齢の方にも上着や毛布などサッと肩に羽織れるものを常備すると良いね。
また夏バテ予防になる運動や食事については、長くなったのでまた別の機会に話します。
たかが夏バテと放っておくと持病の悪化や体力の衰弱に繋がります。
高齢者にとって夏は天敵。
上手く乗り切って心地いい夏を迎えませんか?
ではまた(^^)/